神戸散策

須磨浦山上

山陽電車の須磨浦公園駅でおりて鉢伏山に登ります。


歩いても登れる山ですが今日はいろいろ乗り物にのって。
とにかく眺めがいいのです。
だから本当は景色を眺めながら歩いて
登るのが一番のおすすめです。
ここは毎年11月に行われる六甲全山縦走路の出発点でも
あるのです。

駅をおりるとすぐ目の前がロープウェイ乗り場になっています。
昔から変わらない「うみひこ」「やまひこ」のロープウェイ。
少しあがるだけで目の前に青い海が広がります。
ロープウェイをおりて、いよいよナイトスクープでもとりあげられた
パラダイスシリーズで桂小枝さんが取材されたカーレーター。

今時、こんな乗り物があるか〜というような代物。
まぁ、話の種におすすめします。(笑)

すばらしい乗り心地のカーレーターを下りると、
次はリフト。
けっこうこれがこわい。
下にネットが張ってあるんですが、谷底が見えるしちょっとカメラも撮れません。

ちょうど谷底にあたるところあたりに摂津の国と
播磨の国の国境があります。
ここを越えるとなんだか播磨の国の雰囲気になるから不思議。
リフトを降りると噴水広場があり、梅園が山の斜面に
広がります。
ここからは雄大なパールブリッジ(明石海峡大橋)が眺められ
絶対夏がいいと思いました。
バーベキューもできるようになっているので
この大橋を眺めながら噴水が踊るのを楽しみ、ビールを〜、これ、最高。
昼間でも海がきれいでいいですが、夜になるとパールブリッジが七色に輝くのですばらしいでしょうね。


今の時期は梅園が楽しめ、桜の季節になると青い海をバックに
桜が爽やか。
山上なので梅も桜も市街地よりも少し遅咲きです。
梅の頃は甘酒がプレゼント。
東を眺めると大阪、紀伊半島、前は須磨の海釣り公園、
西は淡路島。
与謝蕪村の「春の海、ひねもすのたりのたりかな」の舞台です。
そして回る展望台でコーヒーを一杯。
ここから眺めると淡路島までほんの2〜3歩で行けそうな気がするくらいです。
ホントにすぐ目の前に見えます。

そして目を山の麓に落とすと、JRと山陽線が平行して走っているのが見えます。
もう、ほんの海岸線の際を電車が走っています。
神戸の中でここの場所が一番海と山とが近いところでしょう。
帰りのロープウェイの中から、険しい山の崖を見ておもったこと。
こんなところから義経が馬で駆け下りたなんてウソデショウ〜。