★ あの時 神戸に
こんなものがあった!

神戸にこんな建物があった…。
神戸にこんな会社があった…。
しっかりと記憶にとどめたいと思います。

雲井遺跡 第28次発掘調査 



円形竪穴住居と土器を廃棄した土杭


貯蔵穴断面と並んで見つかった貯蔵穴


◆2008年(平成20年)8月 
     〜2009年(平成21年)9月末日

以前三宮観光バスステーションがあった場所です。
調査主体は神戸市教育委員会文化財課。
発掘の様子はそのつど、遺跡発掘現場を囲むフェンスに貼り付けられ、今どのような調査をしているかが わかるようにしてくださっていました。

平成10月11日には「古墳時代前期の竪穴住居址を発見」の現地説明会が開かれました。

平成20年10月21日付けの速報(雲井遺跡発掘調査速報vo.3)では、第4遺構面の発掘調査が終焉を迎えようとしている と記載がありました。

第4遺構面では、古墳時代の遺跡の下に弥生時代中期と前期の遺構とが確認されました。

弥生時代中期の遺構としては、円形の竪穴住居1棟とたくさんのピットが見つかりました。
弥生時代前期の遺構としては、地価に穀物などを保存していたと考えられる「貯蔵穴」4基と土器を廃棄した 土杭1基が見つかりました。

さらにその下に縄文時代の遺跡も見つかりました。
この場所は縄文時代からずっと神戸人の祖先が住み続けてきたところなのですね。

神戸市中央区琴ノ緒町5-3-5

生田神社 第3回式年建替 






◆2009年(平成21年)9月19日

本社改修工事で5月に仮殿にお移りいただいていた御神体に本殿にお還りいただく本殿鎮座祭が 9月19日に行われました。

25年に1度、御神体を御移しして、本殿を修理します。
今回は約50年間変わっていない本殿の屋根部分を中心に改修工事を行いました。

阪神淡路大震災で大きな被害を受けた当神社ですが、今回ですべての修復工事が完了したことに なります。

翌20日から27日まで生田神社では、様々な行事が行われました。

筑前琵琶、献華祭、古事記物語、筝曲、雅楽舞楽、神楽、薪能、献茶祭、奉納武道、民俗芸能の夕べ( 石見神楽、池川神楽、神戸太鼓、獅子舞、剣舞など)、よさこいソーランなど連日さまざまな お祝い行事が目白押しでした。

その中での石見神楽の写真です。
大きな龍が新しい生田神社の舞台を所狭しと暴れ回る様は圧巻でした。

民族芸能にお詳しい宮司さんのおかげで、生田神社ならではの行事だったと思います。

神戸市中央区 生田神社

生田神社 第3回式年建替 仮本殿

蛭子社の仮本殿



◆2009年(平成21年)5月
     〜2009年(平成21年)9月19日

25年に一度、神様に引越しいただいて本殿を建替える行事、式年造替が執り行われました。

生田神社は阪神淡路大震災で大きな被害を受けましたので、この度の式年造替は今までの中でも重要な建替で あったろうと思われます。

5月に仮殿遷座祭にて本殿の北側の蛭子社に御神体をお移ししました。

神戸市中央区 生田神社

JR和田岬駅の木造駅舎



上記の写真はMSHIBATAさん
いただきました。


撤去された駅舎跡 2009.10.10撮影


◆1943年(昭和18年)3月
     〜2009年(平成21年)8月31日

和田岬駅の解体工事(駅舎及び便所)が7月27日(月)〜8月31日(月)まで施工されました。
老朽化による解体撤去です。
JR神戸線兵庫駅からの支線和田岬線の終点駅。
1890年に貨物駅として開業、1911年に旅客駅となりました。
2001年に電化され、市内にまだそんなところがあるのかと驚いた覚えがあります。

電車は三菱重工業や三菱電機などに向かう通勤客の利用が主であるため朝夕の混雑時しか運行していません。
取り壊された駅舎は1943年(昭和18年)3月に完成といいますから、戦争のさなかに完成しました。
木造平屋建て、瓦ぶきの簡素な駅で、無人駅でした。

ホームと駅舎の間にある花壇と桜の木は地元の要望で残されていました。
新駅舎の建設は未定だそうです。

、 神戸市兵庫区 JR和田岬駅

コウズ跡地 EXOTIC TOWNの建物解体

右奥にコウズがありました。


閉鎖されたエスカレーター


最後まで営業していたカフェレストラン


市民広場の南側奥にありました。


最後のEXOTIC TOWNの名


◆1985年(昭和60年)
     〜2009年8月(平成20年)

コウズは経営悪化により2002年8月31日に閉店しました。
しかし、1985年に開業した当初のバンドールから受け継がれた建物は残され、ダイエーは建物のその後の利用者を探して いたといいます。
しかし、結局のところ建物の利用者は見つからず、ついに解体となりました。
実にコウズの閉店から7年。
ゴーストタウン状態でありました。
その間、営業を続ける2〜3のお店はありましたが利用者は少なかったと思います。

土地は神戸市の市有地でダイエーは1984年から2013年の契約で借り受けていました。
敷地面積は約1万平方メートル、賃料は年間約5千万円。

EXOTIC TOWNという名は震災前まであったライブも楽しめる飲食店(ポートアイランド南駅の北側にあった)を 指していましたが、コウズの入っていたダイエーの敷地全体を指していたのでしょうか。
市民広場から見るこの施設の名が「EXOTIC TOWN」となっていました。
その懐かしい名前も消滅しました。

神戸市中央区 ポートアイランド市民広場

東山小学校 円形校舎

2005.11.23撮影

◆1958年(昭和33年)
     〜2009年8月(平成20年)

神戸市に残る3つの円形校舎のひとつが解体されました。
湊川隧道の呑口のすぐ横、神戸電鉄からも見えました。
小学校の統合のための廃校、本当に残念です。
調べてみると阪神淡路大震災では階段や講堂の天井が落ちるなどの被害もあったそうですが 湊川隧道の見学に行くたびにその美しい姿に感動していました。
昭和30年代にはこのような円形校舎がブームで神戸市内でもたくさん作られたそうです。

神戸市兵庫区東山町4-20 東山小学校

KOBE SWING OF LIGHTS


◆2009年(平成21年)8月3日
     〜8月23日

真夏のミナト神戸で陽気なジャズのリズムに合わせてさまざまな光の束が舞い踊る光と音楽のイベント「KOBE SWING OF LIGHTS」が開催されました。
新型インフルエンザによる風評被害から脱却するため、神戸市観光・ホテル旅館教会などで構成する「神戸スィング・オブ・ライツ実行委員会」が企画、開催しました。
8月3日から23日までの21日間。
毎日20:00からと21:00からの10分間。
レーザー光線やサーチライトがジャズの有名なナンバーにのって舞い踊ります。
神戸メリケンパークオリエンタルホテルの西面に巨大なスライド絵が踊り、楽しさ満杯のイベントで、 モザイク周辺は大賑わいとなりました。
またショーの合間にはジャズの生演奏も行われ、新型インフルエンザを吹き飛ばした思いです♪

神戸市中央区 ハーバーランド、モザイク東岸壁、メリケンパーク

第一回フラワーロードにぎわいフェスタ


◆2009年(平成21年)8月22日

JR三ノ宮駅以北のフラワーロード沿いにある商店主らでつくる「フラワーロード沿道まちづくり協議会」が 初めての主催イベント「フラワーロードにぎわいフェスタ」を開催しました。
新神戸オリエンタル劇場で無料のジャズコンサート、素晴らしいです。
ジャズライブには神戸、大阪などで活躍するプロの歌手が出演されました。
また「神戸ジャズフォーラム」と題し「ジャズの街〜神戸」の編集長・安田英俊さんらがジャズの 歴史と魅力を語るコーナーもありました。
会場でいただいた「フラワーロード観光散策マップ」はフラワーロードの歴史を知りながら散策できる 楽しいマップです。
素敵なマップを片手にたくさんの方がフラワーロードを散策されたらうれしいですね。

神戸市中央区 フラワーロード

「観光丸」復元船 神戸港初入港




◆2009年(平成21年)8月13日、14日

長崎海軍伝習所の練習船として使用された日本初の蒸気帆船を復元した「観光丸」が神戸中突堤に初入港しました。
2010年NHKの大河ドラマ「竜馬伝」のPRを兼ねて神戸ー広島ー松山ー福岡と坂本竜馬のゆかりの地を寄港するもので 様々なイベント及び一般公開が実施されました。
「観光丸」の舳先にも上れるようになっており、TVなどでおなじみの竜馬が立つシーンを経験でき大好評でした。
船内は竜馬のミニブーツのレプリカなどが展示され、長崎学の講座や月琴ミニコンサートも開かれました。

神戸は竜馬が塾頭を務めた神戸海軍塾があるゆかりの地です。
そしてメリケンパークには海援隊の像も立っています。
竜馬が過ごした青春の地に復元船がやってきました!

ふ頭イベントとして長崎観光・物産展も開かれました。

本物の観光丸は1855年に寄贈され、龍馬や海舟が操舵法を学び1867年に解体されました。
この長崎の観光丸はオランダに残っていた設計図と模型から1年かけて1988年に復原され 現在は佐世保の「ハウステンボス」で航行しているものです。

船内は当時使われていたイロコ材という木材を使い、飾りの彫刻も設計図を元に忠実に再現されています。

神戸市中央区 中突堤

神戸の日食



◆2009年(平成21年)7月22日

日本で46年ぶりに観測できる皆既日食が神戸でも部分日食ですが見ることができました。
約8割が欠けて見えるのは51年ぶりとのことです。
神戸では午前9時46分くらいから食が始まりました。
日食を見るのは裸眼では危険なのでいろいろ準備が必要だとのことでしたが、なんと雲が多いこの日は うす雲越しに日食を捉えることができ、駅などいろんなところではたくさんの人が携帯やデジカメで 撮影する姿が見られました。

食の最大は午前11時4分頃。
この写真はミント神戸の真上に来た食の太陽で、写真のデーターを見ると時間は11時12分です。
思わぬ天体ショーを見ることができて、多くの人が空を見上げていました。

神戸市三宮にて

巡視船「せっつ」35ミリ機関砲の砲身海中に落下


上記6月27日撮影 神戸港


◆2009年(平成21年)7月3日

7月1日に神戸港を出港した「せっつ」が3日午前10時ごろ、和歌山県白浜町の南西約29キロの紀伊水道の海上で 実弾を使った射撃訓練を実施した際、開始から40分後船の前部甲板にある35ミリ機関砲の砲身が射撃中に根元から 外れ、約7メートル前方に飛びそのまま海中に落下、沈んだそうです。

「せっつ」には7月1日神戸港を出港する前、6月27日に須磨沖までの体験試乗したばかりなのでとても 驚きました。

人身被害がなくて本当によかったと思いました〜
しかし、考えられないことがおきるものです!

スマイルKOBE ホテルオークラ


◆2009年(平成21年)5月31日 6月1日

神戸は新型インフルエンザの風評被害で観光客が減るなどのダメージを受けました。
なんとかこの街に元気をと、ホテルオークラ神戸は宿泊客の協力を得、客室の灯りで「スマイル」「KOBE」の 文字を浮かびあがらせました。
ホテルオークラは震災のときも、その後も神戸を元気付けるこんなライトアップの演出をしてくださいます。
このときは11階から33階の計239室の使い、カーテンの開閉をお客様に依頼したそうです。

どれほど元気付けられるか、いつも感謝でいっぱいです。

写真はスマイルの下の字が高速道路で見えません。(^^;
神戸市中央区 ホテルオークラ

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