★ あの時 神戸に
こんなものがあった!
その5

神戸にこんな建物があった…。
神戸にこんな会社があった…。
しっかりと記憶にとどめたいと思います。

北野坂におられたアノ方

◆〜2003年
いつも北野坂にはレストランの前でパイプオルガンを演奏される名物のお方がおられました。
いつもいつも飽きることなくにこやかに演奏を続けられ、ひぃはぁ登る私たちに、にこやかな笑みをなげかけてくれたものです。
クリスマスにはサンタさんにもなり、またそれがとてもお似合いでした。
いつの頃からかレストランの撤退と共に行方不明となりました。
お〜い、お元気ですかぁ〜
丸善神戸支店

◆1923年〜2003年6月30日

洋書の品揃えなら神戸一と言われていた丸善。元町一丁目に位置するこのお店はあこがれの文具が山ほどありました。 1F 文具、事務用品、眼鏡、紳士、婦人洋品、雑貨、etc 2F 本、ギャラリー 3F 洋書とバラエティー豊かな品揃え。狭いながらもさながらミニ百貨店のような面白いところでした。最終日は思い出の品を買っておこうという神戸っ子であふれていました。
特に2階の本屋さんはゆっくりと本の世界に浸れる静かな空間。
1869年創業の丸善(本社・東京)神戸支店として旧居留地に1923年に進出。
1953年に現在地に移転してから半世紀の歳月。また神戸の老舗が消えました。

店じまいの店内にハヤシライスの缶詰が!
説明書を読むと、なんとハヤシライスは滑ロ善が考案したといいます。
明治の初期、滑ロ善の創業者である早矢仕有的が考案、そこから名づけられたそうです。

中央区元町1丁目  

三宮ブックス

◆〜2003年3月
阪急三宮の高架下にこんな本屋さんがありました。大型の本屋さんがど〜んと豊富な品揃えで進出してくる中、この頭上がガタゴトなる本屋さんはお客さんと対話のできる町の本屋さんでした。
残念ながら前を通るだけで入ったことがなかったのです。本屋さんがなくなってから多くの人から親しまれていたことがわかりました。
こんな街の本屋さんは三宮周辺では少なくなってきました。

阪急三宮駅から高架下沿い東に歩いたところにありました。

画像は読ん太さんにいただきました。

なが〜いカウンターquiqui

◆〜2003年3月
神戸ハーバーランドのモザイクに日本一長いカウンターといううたい文句のお店がありました。そのカウンターからは目の前がポートタワー、カモメリア前に発着する遊覧船がよく見えました。
何時間いても飽きない大好きなところでした。でもこのたびの春のリニューアルでこのカウンターもなくなりました。ここのビールもおいしかったんですよ〜(泣)  
市民のグラフ 神戸

◆1970年〜2003年3月
市民のグラフこうべは、昭和45年に創刊。以来、33年間、銀行の待ち時間などでよく読まれていた。少ないページ数だけれど、神戸の魅力を毎月美しい画像で紹介。しかし、この3月314号で休刊。今後はインターネットの普及によりネット上で「こうべWebフォトギャラリー」を市のホームページ上に開設するとか。ただいま、その主体となる取材会社を公募中。  
ポートアイランド人工の池に生まれたアオサギ



◆2003年3月
ポートアイランド二期の中央緑地にある池の中の石に、アオサギが巣を作りました。
嵐の日も卵が巣から落ちないか、見に行く住民もいましたが そのうち2羽が羽化しました。

アオサギを池で見つけるたびにあの時のポーアイの池で生まれたアオサギではないかと 人々は話をするのです♪

ポートアイランド緑地公園の案内板にも次のように描かれていました。

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緑地内には川が流れ、川岸には季節の草花が咲いています。
その川に沿って園内をめぐる小道は足に優しい樹木チップで覆われており、ゆっくりと散策を楽しむことが できます。
池にはカルガモも生息しており、平成15年春には公園内でアオサギが2羽誕生しました。
川や池の水は実は下水を高度処理したもので、飲むことはできませんが災害の時に生活用水として 使う予定です。
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その時の物語の記録です。
ポーアイ・アオサギ物語

 

その名は”グリーンスタジアム神戸”


写真提供:としさん

◆1988年〜2003年3月29日
両翼99.1M、中央122.0M 内外野総天然芝、収容人員 35,000人。
神戸の市民球場である。1990年11月1日球団愛称をブレーブスからブルーウェーブへ変更したオリックスの本拠地球場となった。この”神戸”の名を冠した球場は市民に親しまれる球場をめざす「ボールパーク構想」を打ち出し大いに市民の自慢の球場であった。しかし神戸市では2002年9月ネーミングライツ(施設命名権)の導入を決定。ただ1社名乗りをあげていたソフトバンクが買い取ることが2003年3月15日発表された。2003年3月30日〜2005年3月31日までは「YAHOO! BB STADIUM」と呼称される。契約は2年で2億円。グリーンスタジアム神戸の名が返ってくるのは2年後。プロ野球公式球場としては国内初の事例となった。今は海を越えて活躍するイチロー選手が毎年オフになるとこの球場の練習場に姿を見せてくれる。震災後はナインが”がんばろう神戸”を肩にぬいつけ元気をなくした市民を大いに励まし続けてくれた。
また「グリーンスタジアム神戸」が帰ってくるまでここにその名を掲げます。
 

所在地:神戸市須磨区緑台  

街のケーキ屋さん、”カトリーヌ”

◆〜2003年2月
元町6丁目山側に小さなケーキ屋さんがありました。
ご夫婦でされているパンもおいしいお店。
ご主人はタレントの瀬戸カトリーヌさんのお父さん。
パリでケーキ職人だったとお聞きしました。
素朴な味のケーキは今風の華やかなきらびやかなものではないけれど懐かしい味がしました。
こんな小さな街のケーキ屋さん。閉店しました。
最後の日はご近所からの予約のケーキやパンがぎっしりでした。

所在地:神戸市中央区 元町6丁目  

ワールド記念ホールでの成人式

◆1985年(昭和60年)〜2003年1月13日
 神戸市中央区のワールド記念ホールで2003年1月13日に行われた成人式では、北朝鮮による日本 人拉致事件の被害者、有本恵子さん=失そう当時(23)=のご両親が会場前で拉致問題 の早期解決を訴える署名活動を行い、新成人に協力を呼び掛けました。
 恵子さんが1983年にヨーロッパで拉致されてから2003年で丸20年。
この成人式に参加した新成人が生まれた年です。

ワールド記念ホール。正式名は神戸ポートアイランドホール。

ポートアイランドに本社のある大手アパレルの潟潤[ルドからの寄付金20億円を基に 神戸市が建設したので「ワールド記念ホール」と呼ばれています。

大阪城ホールに次ぐ日本で2番目の国際級室内陸上競技会開催可能なアリーナを有する施設です。

神戸市の成人式(神戸市成人お祝いの会)は昭和60年(1985年)〜平成15年(2003年)までこのワールド記念ホールで 行われました。

平成16年(2004年)からは神戸ウィングスタジアムで成人式は開催されています。

写真はこのホールで行われた最後の成人式の風景です。
2003年1月13日。

神戸市中央区 ポートアイランド
 

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