◆ ジャーデン・マセソン商会の門柱 |
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北野町の異人館、風見鶏の館と萌黄の館の間に古い門柱があります。
これは旧居留地83番にあったジャーデン・マセソン商会の門柱をここ北野町に移したものです。
旧居留地83番
旧居留地の建物は戦災、震災で多くが失われましたがこのように
残された門柱を見ることができるのは本当にうれしいことです。
このジャーデン・マセソン商会は1832年に広東で設立され現在も活躍されているスコットランドの会社です。
主に中国などアジアで貿易に携わっている会社のようです。
ジャーデン・マセソン商会
会社の歴史がこの神戸で今なお大切に残されています。
神戸市中央区 北野町 2008.6.27記
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◆ 北野工房のまち |
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北野工房のまちは元小学校です。
1908年(明治41年)〜1996年(平成8年)
閉校時で87年の歴史を誇る小学校でした。
閉校時在校数119名。
少数化のため隣接する2小学校との統合が決定され閉校となりました。
この地トアロードは開港以来のハイカラな土地でしたが近年賑わいが少なくなったのを再び
往時の繁栄をと願いトアロードの商店会の皆さんの声で「北野工房のまち」として復活しました。
老朽化の上、阪神淡路大震災で大きな被害を受けましたので1997年11月から改修工事に入り1998年(平成10年)7月11日にグランドオープンを迎えました。
北野地区に観光バスの駐車場がなかったため、校庭は観光バスの駐車場として利用されることになりました。
元の教室には「神戸ブランドに出会う体験型工房」として、スィーツ、テイクアウトもできるレストラン、カフェ、
おし花工房、神戸和紙等のお店が所狭しと入居しています。
尚、秋の神戸の風物詩ジャズストリートの会場にもなり、2階の講堂は楽しいジャズ音楽で
いっぱいになります。
神戸市中央区 トアロード 2008.4.21記
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◆ 南京町の春節祭 |
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中国では旧暦のお正月を「春節」として盛大にお祝いします。
日本のお正月が終わったあと南京町がにぎやかになりはじめると、あぁ今年も春節祭だと
うきうきしてきます。
神戸南京町の春節祭は1987年(昭和62年)から開催が始まりました。
今まで昭和天皇崩御の年、阪神淡路大震災の年の2回は中止になりました。
2008年(平成20年)は22年目、第20回目の記念すべき開催となり盛大に執り行われました。
1997年(平成9年)には神戸市の地域無形民族文化財に指定されました。
南京町広場などで中国雑技団のびっくりするような演技が目の前で披露されます。
そして京劇の衣装やメイクで中国史の要人に扮した人たち(一般公募)が南京町から飛び出し
元町商店街や三宮まで練り歩く「中国史人游行」は圧巻です。
2008年は20回目の春節祭ということでこのパレードは三宮センター街まで行われました。
神戸はこの春節祭が来て、春が近いことを知ります。
神戸市中央区 南京町 2008.4.21記
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◆ 8時間労働の碑 神戸ハーバーランド |
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大正9年の川崎造船所の争議で、会社側は労働者の要求に応えて労働時間をそれまでの9時間から
8時間に短縮しました。
これが日本で8時間労働を制度化した最初のことでした。
この翌年の大正10年に川崎三菱の大争議が始まります。
意外なところにあるこの碑がこの地が神戸の歴史を刻んできた場所だと思い起こさせます。
神戸市中央区東川崎町 2008.4.18記
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◆ 神戸ハーバーランド煉瓦倉庫 |
2003.2.8撮影
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「景観形成重要建築物」に指定されています。
明治30年(1897年)頃に建設された歴史的文化遺産。
煉瓦は長い煉瓦の段と短い煉瓦の段とを交互に組み合わせる「イギリス積み」。
市内で12例目となる「景観形成重要建築物」として保全されています。
神戸市中央区東川崎町1-5-5 2008.4.18記
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◆ 六甲山 感動の美しい氷瀑 |
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六甲山の北側と南側ではまったく表情が違います。
めったに雪が積もらない表六甲ですが、裏六甲の冬は厳しくも美しい景色が見られます。
霧氷や滝が凍る素晴らしい景色が有馬や六甲山頂から気軽に見に行けますがやはりアイゼン等の装備は
用意しておく必要があります。
雪が積もると山際の道はわかりにくくなり滝への転落ということもあります。
神戸の山中の冬の景色の感動は、たとえようもありません。
写真は七曲の滝です。
その他氷瀑する滝は多数あり、ハイカーの楽しみになっています。
神戸市北区 2008.4.10記
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◆ 舞子ロマンの「移情閣」(孫中山記念館) |
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中国の辛亥革命の父と仰がれる孫文(孫中山)を顕彰する日本で唯一の博物館。
その姿は八角形ですが、人々に「六角堂」と呼ばれてきました。
華僑の貿易商であった呉錦堂の別荘として1915年に建てられました。
移情閣という名は窓からいろんな風景を眺められるというところから来ているようで
東に連なる六甲連山、淡路島、船が行きかう瀬戸内海など、(今は当時にない明石海峡大橋も眺められます。)
窓ごとに移り変わる情景が眺められるロマンチックな建物です。
内部の壁は「金唐紙」で装飾され今もなお美しく輝いています。
1階ごとに天井の中央の意匠が変わりその素晴らしさに感嘆します。
孫文の自筆の石碑「天下為公」も残されています。
館内には孫文の多くの資料が展示され、飽きることがありません。
また美しい建物は舞子海岸のシンボルにもなっています。
神戸市垂水区 2008.4.10記
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◆ インフィオラータ |
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春の神戸の風物詩となったインフィオラータ。
阪神大震災の犠牲者の鎮魂と傷ついた人々の心を癒すため、イタリアのローマ県ジェンツァーノ市のインフィオラータ
をモデルに1997年4月から毎年行われています。
インフィオラータとは「花を敷きつめる」という意味だそうで、道路や広場をチューリップの花びらでいっぱいにします。
使用する花びらは富山や新潟の産地から送っていただいています。
球根栽培のために不要になった花を、送っていただくものでボランティアの方々をつのり毎年、開催日の午前中に
絵柄を花びらで敷きつめます。
インフィオラータは各地で広まりましたが日本で最初はこの神戸です。
開催地は三宮東のあじさい通り、元町穴門筋、北野坂以外は開催地が変更になったりします。
普通のなんでもない通りが一度に華やぎ、街を明るくしてくれるイベントです。
神戸市各地 2008.4.10記
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◆ 商工会議所発祥の地 |
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神戸商工会議所は明治11年10月14日兵庫商法会議所として島上町16番地において設立された
創立100周年を迎えるにあたり先人の偉業をしのび ここに記念碑を建立する
昭和53年10月
神戸商工会議所 会頭 外島健吉
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この地は兵庫運河築島橋のそば、赤煉瓦の石川株式会社の斜め前です。
商工会議所は、ここから京橋袂に移り、現在はポートアイランドに移転しました。
神戸市兵庫区 2008.3.11記
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◆ 歌にも詠まれた須磨の関守 |
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須磨の関の由来
平安末期の歌人源兼昌が「淡路島かよう千鳥の鳴く声にいく夜寝覚めぬすまの関守」と詠じ、それが小倉百人一首に
とり上げられた市バス須磨駅前の停留所から東方百メートル暗渠になってしまった千森川と旧西国街道の交叉する
地点に明治初年土中から掘り出されたという1メートルあまりの石標がある。一面に「長田宮、側面に川東左右
関屋跡と刻まれている。
この碑面の出土地点からみれば今の関屋跡といわれている関守稲荷神社の地点とは大分はなれていて少なくとも
千森川の東側にかつての関屋跡(櫓台)といわれるところが一時期あったということになる。
「紀聞集」に第37代天皇の時置四境関鈴鹿の関は左近江伊勢逢坂関、山城近江境竜田関在大和河内境須磨関、
摂津播磨境」と書かれているがまた別書に天下三関を大宝律令に定められているのが
「伊勢鈴鹿の関、美濃不破の関、越前愛発の関それについで重要なものとして「摂津の関」「長門の関」と書かれて
いる。
しかし須磨の関がいずこにあったかというと諸説まちまちである。
又海関であったか陸関であったかも不詳である。
海陸両用であるとの説もある。
須磨観光協会
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神戸市須磨区 2008.3.11記
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◆ 光源氏のわび住まい 源氏寺 |
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源氏寺碑
おはすべき所は行平中納言の
藻潮たれつつわびける家居近き
わたりなりけり海面(うみづら)はやや入りて
あわれにすごげなる山なかなかり
この石碑には源氏物語の須磨の巻の一説が書かれています。
現光寺は紫式部が書いた源氏物語の主人公光源氏が、従者数人と京より須磨に退去した際、
わび住まいをしていたところと古来より語り継がれてきました。
このことから「現光寺」は以前は「源氏寺」とか「源光寺」と呼ばれていました。
この石碑は、もともと現在の場所より北西約20メートル離れたところに建てられていましたが、阪神淡路大震災後の
都市計画道路千森線の整備にあわせて、新しく再建された現光寺の門前へ移されました。
平成15年4月吉日
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かの光源氏(モデルの一人といわれる藤原行平)はここでわび住まいを送られたとか。
阪神・淡路大震災で全壊したが8年近くをかけて再建。
本堂には源氏物語絵巻の襖絵をあつらえました。
この付近も震災後すっかり変わってしまいました。
須磨は源氏ゆかりの地名が多く残っています。
神戸市須磨区 2008.3.11記
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◆ 日本初のチューブ型トンネル水槽 |
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平成12年7月7日(金)七夕の日に、神戸須磨水族園に日本初のチューブ型トンネル水槽を備えたアマゾン館がオープンしました。
館内は、赤青白の天井照明と動物の鳴き声や虫の音を取り入れたバックグランドミュージックにより、朝焼け、昼間、スコール、夕焼け、夜間などを演出。
この水族園のチューブ型トンネル水槽は今ではほとんどの水族館で見られるようになりましたが
最初見たときの驚きは忘れられません。(笑)
神戸市須磨区 2008.3.6記
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◆ 神戸地下鉄工事から出てきた石と水 |
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神戸地下鉄中央市場前駅にこんなモニュメントがありました。
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石と水
中央市場前駅と、ハーバーランド駅までの地下線路部の工事は、1995年11月に着手し、5年半の歳月を経て
2001年4月に完成しました。
この工事の特徴は、昔、兵庫の津のあったと思われる海の近くで、地下約25mまで堀り下げ、駅を作ることに
ありました。
大きな石を取り除き、土や水の入って来ない土留壁を造り、作業を進めました。
途中、いくつかの困難に遭遇しましたが、全員のチームワークで、無事終えることができました。
あらためて、市場関係や沿道の皆様のご協力に感謝いたします。
工事完成の記念に、地下約10mの下から出てきた、この石を残します。
2001年4月吉日
鹿島、飛鳥、大豊
神戸地下鉄中之島JV
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私達が知らない地下深部で、困難と闘う工事が続けられていたのです。
海岸線の地下鉄ができて、この中央市場までも行きやすくなりました!
工事の皆様、ありがとうございました。
神戸市兵庫区 2008.3.6記
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