傘亭 |
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武庫離宮「庭園」には傘型四阿舎(通称、傘亭)が存在していました。 1945年(昭和20年)3月の空襲で、六角形の屋根の部分が焼失しましたが、 中央の柱、地面の六角形の「土間」が現存しています。 その場所は噴水公園の南東の小高い月見台にあります。 |
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説明書にはこのように書かれています。
「月見台と傘形四阿舎(あずまや)」 |
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この四阿舎(あずまや)の建設当時の 写真が残っています。 上の写真のように今も残る支柱は、ブロンズ製で 本物の木肌そっくりです! |
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これもまた今も現存する石段から 当時のように下から見上げて写真を 撮ってみました。 |
天皇も大阪湾に映る月影を楽しまれたであろう傘亭を復元しようと 市民グループ「傘亭復元実行委員会」の皆さんが募金活動も行って おられます。 現在、少しずつ竹穂作りに取り掛かっておられますが募金が集まり次第夏ごろから 本格的に仕上げていき、なんとか今年のお月見を楽しめるようにしていきたいと おっしゃられていました。 |
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植物園の北の温室で竹穂作りが進んでいます。 |
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幸い宮内庁に武庫離宮の傘亭の建築資料が残っていたので、 当時のままの方法で 復元される予定です。 屋根の表面は竹穂葺き。 下の防水は杉皮葺きだそうです。 竹穂は園内の孟宗竹を使用。 竹穂葺きは国内では使用例がなく実現したら貴重なものになります。 |
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竹穂の束ができあがったら、少しずつずらして傘を |
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これは復元委員会の会長さんが作られたイメージ絵葉書ですが、 |
武庫離宮(離宮公園)その5 天皇の水 ↑今、工事中です〜m(_ _)m |