神戸調査隊記録

 - メリケン灯台 - --  


 
ホテル14階に立つ灯台

これはホテルに立つ公式灯台です。
日本では唯一、世界でも珍しい「ホテルに立つ公式灯台」。
公式灯台とは、海上保安庁から認可を受けた「航路標識」であり海図にも記載されている正しい灯台のことであります!

点灯年月日は平成7年7月7日午後7時7分。
これを祝って打ち上げられた花火は777発。

この灯台は元は震災で全壊した中央区京町の「オリエンタルホテル」の屋上にありました。
当時の正式名は「神戸オリエンタルホテル屋上灯台」
歴史は古く昭和39年に設置されてから震災の前日まで入出港の船の道案内をしていました。
民間のホテルに設置された灯台は初めてのことで、そのいきさつは当時来島ドックグループの坪内寿夫氏が 関西汽船の船が入港するときに、神戸の夜景にまぎれて灯台の灯が見にくいので傘下のオリエンタルホテルの 屋上に設置しようということになったらしいです。

 
メリケン灯台はここにあります。

「オリエンタルホテル」が全壊したあと、おりしも震災の年にオープン予定だったこのホテルに受け継がれることになりました。
点灯された日からちょうど今年で10年。
夕方になると赤と緑の灯台の灯りがホテルの上部から輝きます。
場所はホテルの14階。
レストランから見ることができます。
この日は一般公開で間近に見ることができました。
海上55メートルのこのホテルの灯台は天候がよければ紀淡海峡からも見ることができるそうです。

この灯台からの眺めを西から順に見てみますと。。。

 
西側、カモメリア。鉄塔が建っているのは菊水山。

 
モザイク方面。夕日が美しい。

 
川崎、三菱造船所。


神戸大橋、新港1突、2突、3突。

 
灯台の灯りの色は赤と緑


夕日の灯台

 
新港1突方面

新港1突には練習船、帆船がよく停泊します。

 
赤い神戸大橋の右手はポートアイランド


水上警察の船の停泊地

 
メリケンパーク

ここからはメリケンパーク全体も手に取るようによく見えます。

景色を見渡したあとで、少し説明補足。
この灯台について。
塗装は白色。
構造は塔型 鉄造
光り方は単閃赤緑互光、毎10秒に赤1閃光、緑1閃光
光が届く距離は20海里(約37km)
構造物の高さは4.8m

 
灯台の下部に表示されています。

「神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台」
所在地:神戸市中央区波止場町5-6
位置:北緯34度40分35秒 東経135度11分29秒
光度:赤 64,000カンデラ 緑 69,000カンデラ
光達距離:20.0海里
高さ:海抜55.26m
本灯台は海上保安庁より認可され平成7年7月7日に点灯始動した世界でも稀な 公式ホテル灯台です。
本灯台の歴史は昭和39年旧居留地オリエンタルホテル屋上に初めて設置され31年間 大阪湾を航行する船舶の道標となっていましたが、装いも新たに当ホテルに バトンタッチされたものです。

調査日:2005年1月16日

神戸調査隊記録へ