旧居留地

1 番


兵庫県農業会館 1番

全国農業協同組合連合会 兵庫県本部
所在地: 神戸市中央区海岸通1番地


アスピノール・コーンズ商会 焙茶倉庫

開港当初、この一等地1番の居留地を 手に入れた商社はイギリスの 有力な商社でした。

当時横浜居留地35番で 活躍していた アスピノール・コーンズ商会。

1867年〜69年おいて生糸の輸出量は 当時の商社の中で第一でした。

アスピノールとコーンズの二人の 会社でしたが生糸、茶などを取り扱い、 また汽船の運航にもかかわりました。


現在の建物、
農業会館の入り口付近。

いろんな会議も行われ
時にはコンサートの
案内もあったりします。


神戸肉流通推進協議会の本部がおかれ 「神戸ビーフ」の生産者、食肉販売店及びレストランを 指定登録し、また「神戸ビーフ」の品質保証を行って、 「神戸ビーフ」ブランドの充実と強化につとめているそうです。

なんだか親しみが湧いてきました〜


明治35年7月の「文芸倶楽部」に次のような記事がみえます。
「一番館はトラスチャン商会でJ.W.クロー氏という英人が支配して、船舶会社、海上、 火災、生命などの保険を営んでおり…」斎藤渓舟(元神戸新聞記者)の「神戸元居留地」

また1950年位の頃の1番の地には二階建てのイギリス積みレンガの建物があったようです。



1868年(明治元年)  英国 アスピナル・コロネス 競売にて取得

1886年(明治19年)  ダブリュ・エム・ストラン商会 共同火災会社代理

1897年(明治30年)  ダブリュー・エム・ストロン商会 
           業務: 輸入:洋糸、金巾他  輸出:銅、米穀等

1905年(明治38年)  ストロン商会(英)
           輸入:洋糸、金巾、洋織物、綿花、薬品、金属類、器械類
           輸入:銅、米穀
           保険代理業

1950年頃(昭和25年頃)二階建てのイギリス積み煉瓦の建物

1993年(平成5年)     兵庫県農業会館

2008年(平成20年)  兵庫県農業会館

    

 

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