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旧乾邸は乾汽船の創業者、乾新兵衛氏の居宅として、 当時関西を代表する建築家である渡辺節の設計で東灘区住吉山手に 1936年(昭和11年)に建てられました。 1996年(平成8年)所有者の死去により国に物納され、神戸市が国と 管理委託契約を結んでいます。 売却したら解体される恐れがあるのでNPOアメニティ2000協会では、 2003年から内覧会やコンサートを開き保存と活用に向けて努力されました。
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住吉山手の高台に、神戸の市街地や海を |
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←エントランスの天井にはたくさんの |
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←左の写真はゲスト用 の玄関扉。 ガラス板に金物の飾り がついています。 |
玄関を入るとタイル装飾が
目をひきます。 |
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階段はチーク材でできていて、豪華な彫り物がほどこされています。 |
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この窓が素敵!
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二階の主人の部屋の 窓が見えます。
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この窓はゲストがソファーに腰を下ろして |
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ころあいを見計らってご主人は「ようこそ〜」 |
2階からゲストルームを 見ることができます。 |
天井の灯りは当初からのもの。 |
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和風の照明 |
数千万円という 作りつけのタンス |
もう一度2階からゲストルームを。
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素晴らしい部屋です。
天井の照明も間接照明。
波をイメージしたガラス。
船の操舵室を思わせる部屋のカーブ。
ここから眺める街と海との様子は素晴らしいです。
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素晴らしい眺め |
波の模様のガラス窓 |
空調窓もおしゃれです。 |
★和室(1階) |
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★蔵 2室の蔵です。 |
手前と奥の2室です。 |
扉が分厚い〜 |
蔵の中の金庫 |
蔵の内部 |
蔵へと続く道 |
蔵の前には日本家屋がありましたが、惜しくも震災で全壊。
貴重な建物を無くしてしまいました。
日本家屋の方からも玄関があって車が入れるようになっているようでした。
貴重なお屋敷を拝見し、保存されることに改めて一安心しました。
一時代を築いた神戸の海運王の足跡を見る思いでした。
2009.1.28 記