- 富士山登頂 八合目まで -

とにかく出発! 1日目

金曜日夜10時の夜行バスで、富士登山ツァーです。
夜行バスにはけっこう乗った経験があるのですが、翌日が登山というのも辛いもの。
もう少し、座席が倒れたら楽なのに、リクライニングなら楽なのに〜。

眠れないままに朝7時頃、ドライブインにて朝食。
そして。
まぁ、とにもかくにも、富士五合目に到着です。

富士五合目 2日目 標高2,305m

 

バスの中から見える富士

 

五合目は下山した人、これから登る人

 

金剛杖は大小1本\1,000 日の丸付き\1,200

 

日本一高所にある丸ポスト

 

小御嶽神社(コミタケ)と読むそうです。

 

気圧が低いのでチップスの袋がパンパン

朝9時頃に五合目雲上閣にて昼ごはん。
え!9時に昼ごはん!?
まぁ、ともかく腹ごしらえです。

11時登山開始。

いよいよです。
「ここからは6月30日まではなだれ等により
危険であるため通行は禁止です。」
という看板があがっていました。

富士登山は7月1日の山開きから
9月の初めまでのわずか
2ヶ月間だけなのです。

そしてこの2ヶ月の間に40万人が
挑戦し、30万人が登頂を果たします。


ここが富士登山の開始地点

 

五合目から少しは馬も通行。

 

おそらく日本一高所の交番?

 

点々と続く登山者の列

 

いたるところに大きな岩が!
転がってきたら…と思うと怖いです。

富士六合目 標高2,325m 12時

五合目から1時間ほどして六合目につきました。
とりたてて何もありません。(笑)
そんなに険しい道もなく、余裕、余裕〜

 

六合目 

直射日光はきついです。

紫外線がじりじり肌に差し込む気がします。

とにかく日焼け止めクリームを塗りたくり。。。

仮設トイレがありました。


六合目からはきつい登りになりました。

石が崩れてくるのを止める堰堤の
ようなものが、延々と続きます。

 

堰堤をのぞくとこんな感じ

 

遠く湖が。河口湖?

 

7合目の山小屋が見えてきました。

このあたりから岩場が続き、五合目で買った金剛杖がじゃまになってきました。
何しろ余裕がなくなってきたので、両手両足で登らないといけなくなりました。
息が苦しいです。

足が上がらなくなり、もうろうとしてくるのは酸素が足りないからでしょうか。

何度も深呼吸をして意識的に酸素を取り込むようにして、
「食べる酸素」を休憩のたびに ひとつ、ふたつ食べるようにしました。


ここの登りが一番こたえました。
こんなことではと明日の登頂が不安に。(泣)

ところどころ山小屋があるのですが、この山小屋が
近づくにつれ、人工の石段になります。

この石段になると、これまた、苦しいのです。


富士七合目 標高2,700m
13:30

七合目の山小屋です。
七合目の山小屋もたくさんあり、一番下の山小屋から
一番上の山小屋まではかなりの標高差があるのですが。

山小屋で、焼印を押してくれます。

そして、トイレは五合目は50円だったものが、100円に。



七合目を越え、あとは今日の仮眠の宿である八合目の山小屋へ、ひたすらの 一歩、一歩。
もう歩けない〜と思っても、休憩を取っているとまた力が戻ってきます。
人間の力ってたいしたもんだなぁと。(笑)
休憩が終わってまた歩き出すと、へなへななんですけど。

 

この頃になってやっと頂上が見えてきます。

 

山小屋の屋根には石が。
台風の時はとんでいかないか心配〜

 

トイレは全て有料です。

しかし、七合目を越えるとあれだけ厳しかった岩場が少なくなり、少し一息つけるようになりました。
そしてやっと到着です。

八合目!

富士八合目 標高3,200m
17:00

 

八合目の山小屋。白雲荘

 

これだけの視界が広がっています。

や〜っと着いた八合目♪
すぐさま、荷物を置いて夕食です。
え?今5時半?

思えば、今日は朝7時過ぎにドライブインで朝食。
9時過ぎに昼食。
そして今、5時半で夕食。

まったくいつの食事かわからなくなります。

この山荘に泊まる人は(泊まるといっても仮眠4時間くらいのものなんですが。)
すべてプラスティック容器に入っているカレーです。

食事を終えて、顔を洗う水、歯を磨く水もなく、すぐさま狭い山小屋で仮眠です。

狭いといったってもう、体のスペースだけの隙間で寝ます。
ひぃ〜
寝返りだって大変です。

しかし、寝るのですっ! 夜の9時半まで。

目をつぶっている間にも山小屋は次から次へと登山客が到着。
話し声、管理人が走り回る声、食事の用意ができたとかの声で静かな時がありません。

しか〜し、寝るのですっ! 夜の9時半まで。

 

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